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まぶさび詩2018 [まぶさび詩]

まぶさび詩2018
今年つぶやいた「まぶさび詩」をまとめて掲載します。


積雪を、はべらせて、ひかりたつ (雪に光り立つ滝)

二度寝して、けだるさを、満喫す (まどろみしたたる滝)

春という、季節わく、カメムシも (啓蟄の滝)

梅ピンク、黄水仙、オドリコソウ (春告げる三色滝)

忖度が、忖度を、呼びしぶく (忖滝)

日のもとに、神つどい、仏たつ (本地垂迹の滝)

陶板に、美術史を、滝のぼり (大塚国際美術館昇龍の滝)

城の塔、髪つたい、星のふる (ペレアスに恋こぼれる滝)
 東京オペラシティで『ペレアスとメリザンド』。
 セミステージだったので、それほど期待はしてなかったけど、思った以上によかった。
 さすが、オペラ史上の奇跡と言えるだけある。
 まずは三幕一場の有名な場面に、まぶさび詩を捧げておく。

ムラサキを、紫の、抱きとめて (ムラサキシキブ紫御殿に降りかかる滝)
 ムラサキシキブを剪定してたら、間違って切った枝が紫御殿の上に落ち重なっていましたので。

日を受けて、露落ちて、色と咲く (裏山に花しぶく滝)
 裏山に一つだけ鮮やかに咲く花が見えましたもので、思わず・・・
 秋の気配も深くなってきました。

くだけちる、宝石の、花しぶき (アメシストセージの滝)

木から地を、色づかせ、冬きたる (紅葉散る滝)
 暖冬にも、着実に紅葉は色づき、散っていくものなのですね。

目ざめたつ、胸奥の、地中海 (マントンの思い出しぶく滝)

夢の闇、うちぬぐい、空の青 (時伝い立つ地中海滝)

 変な夢で目ざめたとき、なぜか昔、地中海沿いのコクトー美術館の東側で寝そべっていたときのことを思いだし、悪夢もぬぐい去られました。

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