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詩集『空うみのあいだ』評および自註・その3 [方法詩]

詩人の渡辺めぐみさんが拙詩集『空うみのあいだ』を取り上げたとのことで、掲載誌『ポエームTAMA』(池田實による個人詩誌)70号を送ってくれました。
さらにハガキも同封されていて、そこにも感想がしるされていました。
ていねいな人です。
特に「子の奥の滝」がお気にめしたようで、そこに「命の息吹のこわれやすさを扱う視線」を感じてくれたようです。
ただ、渡辺さんにとって、ぼくはどうやら「ベテラン」の中に入るらしいのです。
そうだったのか。。。

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詩集『空うみのあいだ』評および自註・その2 [方法詩]

届いたばかりの『現代詩手帖』(2010年1月号)に拙詩集『空うみのあいだ』(思潮社)の書評(澤田直「生のひとこまを滝に見立てる」)が掲載されていました。
理解の行き届いたありがたい評で、年の暮れに最高のプレゼントをいただいた思いです。
でも、恐ろしいもので、今回の詩集が西脇順三郎ねらいだったことまで、見透かされてしまったようです。
これからも、「空うみのあいだ」詩型を西脇的(?)にノラリクラリと使いつづけていきますので。。。

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詩集『空うみのあいだ』評および自註・その1 [方法詩]

先日届いた『現代詩年鑑2010』(『現代詩手帖』12月号、思潮社)に、拙詩集『空うみのあいだ』が、いろんなかたちでとりあげられていました。
まず「2009年代表詩選」では、当詩集から「ブルーノの滝」が選ばれ掲載されていました。
また、恒例のアンケート「今年度の収穫」の回答では、ぼくにしては多くの人が当詩集を挙げてくれていました。
今年の連載「詩書展望」を担当されていた田中庸介さんには、「なかなかどうしてテンポよく、エスプリが利いて、読みやすくかつ過激な、すてきな詩集となっている。方法詩と現代詩のコラボレーションが作品に奥行きを産み、著者これまでの最高傑作ではないかと思われる」との評をいただきました。
田中さんには、すでに同連載で『ほう賽句集』に好意的に言及していただくなど、詩壇から無視されることの多いわたくしめにとっては、まことにありがたいかぎりでした。
『空うみのあいだ』は、確かにレイアウトに凝っていることもあって、視覚詩あるいは具象詩の系譜に位置づけたいという人も多いかもしれません。
しかし田中さんも看破してくださったとおり、あくまで読まれるべき詩なのです。
エズラ・パウンド的な言い方をすれば、ファノポエイア、メロポエイア、ロゴポエイアという、詩の三つの側面をすべて備えた詩、それが、わたくしめのめざす方法詩といえるかもしれません。
欲張り! と誰かさんにいわれそうですね。


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詩集『空うみのあいだ』(思潮社)刊行 [方法詩]

詩集『空うみのあいだ』(思潮社)が届きました。
久しぶりに思潮社からの刊行となります。
『平安にしずく』以来ですから、12年ぶり!
年もとるはずですね。
今回は、いや今回も、というべきでしょうか、装幀や文字組にこっている上に、ぼくにしては百数十頁と分厚くもなりましたので、値段は少し高めになりましたが、思潮社のセンスを結集したかのような瀟洒な本に仕上がっています。
ぜひ手にとってご覧ください。

篠原資明『空うみのあいだ』(思潮社)
2600円+税
ISBN978-4-7837-3163-4
奥付の発行日:2009年10月25日

タグ:詩集
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詩集『空うみのあいだ』(思潮社)刊行予告 [方法詩]

詩集『空うみのあいだ』を刊行する予定です。
久しぶりに思潮社より出していただけます。
10月末までにはと、いわれてはいるのですが。。。
ともあれ、ぼくが出した中では一番厚い(といっても100ページ代前半ですが)、『平安にしずく』以来の豪華版というか凝った詩集になりそうです。
請うご期待。

タグ:詩集
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詩と批評の現在はどこに [方法詩]

昨年11月に参加した「現代詩セミナー in 神戸」の分科会のひとつ「詩と批評の現在はどこに」が、雑誌『イリプスⅡnd』に掲載されるとのことで、打ち出し原稿と録音CDが送られてきた。
ぼくの発言箇所を校正した後で、録音CDを少し聞いてみた。
聞きにくかったが、自分の話し方は、もう少しピリッとできないのかと、思わず自分で自分を叱っていた。

タグ:現代詩
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『現代詩手帖』に書評執筆 [方法詩]

『現代詩手帖』7月号が届いた。
高橋昭八郎の詩集『ベ/-ジ論』(思潮社)の書評を執筆していたのだ。
校正ぎりぎりで手直ししたりしたので、きちんと掲載されているかなと思って開くと、間に合ったようで、こちらの訂正どおりのかたちで、印刷されていた。
さすがだね、マドモアゼル編集者。

タグ:現代詩
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『びーぐる』に『ほう賽句集』評 [方法詩]

大阪で出されている詩の雑誌『びーぐる』第3号(澪標)の「詩集時評」で、『ほう賽句集』が取りあげられています。
評者は詩人の神尾和寿さんです。
適切なコメントありがとうございました。

タグ:句集
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『詩歌句年鑑09』に拙詩篇「源氏虹絵巻」掲載 [方法詩]

2008年12月3日の当ブログで、『詩歌句年鑑09』(北溟社)に「源氏虹絵巻」を投稿した旨、しるしておきましたが、いつまでたっても送られてこないので、書店から取り寄せてみたところ、いちおう掲載されておりました。
ただ、基本的に作者の名前が50音順なので、最初は見つからず、一瞬、はずされたかと思ってしまいました。
しかし、詩人の最後に他とは違った組み方で印刷されておりました。
まあ、ややこしい詩篇を掲載してもらったこと、感謝しないといけませんね。
ただ、掲載詩篇の数が激減した印象があります。
名前を知っている詩人も2、3名といったところでしょうか。
住所録を見ても、詩人の数が極端に少ないように見受けられます。
何とかの勘ぐりかもしれませんが、詩人の側で引いてしまっているのかもしれません。
詩と短歌と俳句をいっしょにという理想実現の至難がかいま見られる思いです。
ぼくの詩篇「源氏虹絵巻」は、15字×44行までという制約を逆手にとり、その字数で44行を埋めつくしています。
宇治十帖をのぞく源氏物語の各帖を1行ずつ詠み込んだ上で、「阿Aaアあ」という韻が全てあるいは部分的に各行に、ときには行をまたいで、こだまするよう作ってあります。
新しい方法による方法詩ですから、こった作りなのはもちろんですが、各行から源氏の各帖がどれだけ思い浮かべられるか。いちど試してみられたし。
まあこんな詩は、一年に一篇できれば御の字というところかもしれませんが。。。


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ちょっとした方法芸術祭 [方法詩]

昨日は、大阪で開催中の松井茂展関連企画「今日の方法芸術」に参加しました。
方法芸術の元メンバーである三輪眞弘、中ザワヒデキ、松井茂とのトーク・ショーに加わったのですが、その前に方法芸術の実演もあり、ちょっとした方法芸術祭というおもむきだったように思います。
実演には、わがゼミ生のミッチーほか、京大の院生も参加していて、なかなか愉快なひとときでした。
そのあと、食事と飲み会。ラテンなお店だったので、調子に乗ってテキーラなど強い酒も入ってしまい、けっこうアルコール過多となったかな。
と思いきや、さしたる2日酔いもなく、今日はしごとがすすみそう(?)
なお、松井茂展は、まだ続きますので、ぜひ見にいかれたし。

松井茂展「Camouflage」
2009年2月13日(金)~28日(土)
13:00──20:00(木曜日休廊)
AD&A gallery(大阪)
http://www.adanda.jp/

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