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小林道夫を偲ぶ滝 [まぶさび密誌]

ひょいと出て、酒あびせ、カルテジャン (小林道夫を偲ぶ滝)

小林道夫さんの訃報が、先日の新聞に出ていました。
6月2日になくなったそうです。
享年69。
まだまだ若かったとの思いです。
死因は肝不全とありましたから、飲みすぎだったのかもしれません。
小林さんとは、若い頃、家が比較的近かったこともあり、夜遅く帰ったときなど、よくタクシー乗り場で声をかけられました。
だいたい、後ろからポンと肩をたたき、おい飲みに行こう、というパターンでした。
最後は自宅に連れて行かれ、夜明け近くまで飲みつづけたこともあったほどです。
なぜか、哲学者の伊藤邦武さんが一緒の時もありました。
ああ、若かったのですね。
その後、こちらが転居を重ねたこともあって、会うこともほとんどなくなりました。
小林さんは、口は悪かったけど、わたくしめには、ほんとうに優しくしてくれたように思います。
それに、彼のデカルト関係の書は、座右の書でもありました。
小林さん、ご冥福をお祈りします。


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