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故マルラ教授の『日本試論』 [まぶさび密誌]

故マイケル・F・マルラ教授生前最後の著作『日本試論 ― 美学と文学のあいだで』(2010年)を入手しました。
原著データは下記のとおりです。

Michael F. Marra, Essays on Japan: Between Aesthetics and Literature (Brill's Japanese Studies Library, Vol.35), Leiden・Boston, 2010.

うち、下記二つの章で「まぶさび」について論じられています。

10. Frameworks of Meaning: Old Aesthetic Categories and the Present, pp. 187-201.
11. Paradoxes of Reclusion: Between Aesthetics and Anti-Aesthetics, pp. 203-225.

後者すなわち第11章は、京大での国際シンポジウム「風雅モダン ― 〈きれいさび〉から〈まぶさび〉まで」(2009年)での講演原稿がもとになっていますので、ほぼ同じ内容のものが『まぶさび』(まぶさび展カタログ、2011年)に邦訳されています。
ちなみに、すでに当ブログで案内したとおり、『まぶさび』は京都大学学術情報リポジトリ下記ウェブページより閲覧できますので、ご参照ください。

http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/139727

マルラさんは、昨年11月に京都に行くと連絡があったのですが、ちょうど出張中でお会いできませんでした。最後の機会だったかと思うと、悔やまれてなりません。

タグ:日本の美学
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