SSブログ

バルトークの滝 [まぶさび詩]

コスモスは、ミクロから、ひびきたつ   (バルトークの滝)

今日、9月26日は、ハンガリーの作曲家、バルトークの命日だとか。
細やかさとダイナミズムをあわせもつ絶品の数々を残しました。
亡命先のアメリカで最晩年に書きあげた「管弦楽のための協奏曲」からは、痛切な悲しみのようなものが漂ってきます。
こういったタイプの音楽には、めったに出会えるものではありません。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

慈円の滝 [まぶさび詩]

台密に、まめやかの、うたあふれ   (慈円の滝)

今日、9月25日は、慈円の命日だとか。
天台宗の高僧で、歴史哲学書『愚管抄』の著者でもある慈円は、自ら「マメヤカノ歌ヨミ」と称したほど、たくさんの和歌を残しました。
わたくしめにとっては、もっとも影響を受けた歌人思想家の一人です。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

フランソワーズ・サガンの滝 [まぶさび詩]

お名前は、プルーストに、サガン頌   (フランソワーズ・サガンの滝)

今日、9月24日は、フランスの作家、フランソワーズ・サガンの命日だとか。
サガンというペン・ネームは、プルーストの『失われた時を求めて』の登場人物から拝借したものですって。
名前の連鎖と増殖は、こんなところにもあるのですね。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

柄井川柳の滝 [まぶさび詩]

俳諧に、割って入り、笑いたつ   (柄井川柳の滝)

今日、9月23日は、柄井川柳の命日だとか。
あの川柳の祖とされる人ですね。
それにしても、俳句のつもりが、川柳になっている作、多いと思いません?
そんなややこしい状況を作りだした人、そうもいえるかもしれませんね。

タグ:俳諧 川柳
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

モーリス・ブランショの滝 [まぶさび詩]

生と死と、つらぬいて、エクリテュール   (モーリス・ブランショの滝)

今日、9月22日は、フランスの批評家モーリス・ブランショの命日だとか。
驚いたのは、誕生日と同じ日に亡くなっていること。
エクリテュールを死との関連で問いつづけた人らしいと、何とはなしに思われた次第です。
それにしても長生きしたのですね。
1907年~2003年の生涯ですから、96歳!


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ショーペンハウアーの滝 [まぶさび詩]

フルートを、かなでつつ、ペシミスム   (ショーペンハウアーの滝)

今日、9月21日は、ショーペンハウアーの命日だとか。
この哲学者は、自らの著作により読者をペシミスムへと誘い、ときには自殺にまで追い込みながらも、自身は食後に悠然とフルートを吹いていたといわれています。
意地悪な生き方と見る向きもあるかもしれませんが、フルートとペシミスムの取り合わせは、人生そのものの実相を象徴しているようで、素敵です。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

歌麿美人画の滝 [まぶさび詩]

はにかんで、はなやいで、さざめいて   (歌麿美人画の滝)

今日、9月20日は、喜多川歌麿の命日だとか。
そういえば、今年は、大作「深川の雪」が66年ぶりに一般公開された年でしたね。
歌麿の描く美人は、いまの日本では見いだしがたい女たちばかり。
嵯峨美智子のような女優が出てくれば、別だけど。
まあ無理でしょうね。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

正岡子規の滝 [まぶさび詩]

鶏頭に、柿ころげ、鐘のなる   (正岡子規の滝)

今日、9月19日は、正岡子規の命日だとか。
とりわけ好きな3句だけ、下に引きます。

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
風呂敷をほどけば柿のころげけり
鶏頭の十四五本もありぬべし

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

藤田喬平の滝 [まぶさび詩]

ひかりため、ひかりまぜ、ひかりはぜ   (藤田喬平の滝)

今日、9月18日は、ガラス作家、藤田喬平の命日だとか。
9.11の震災の報を聞いたとき、まず気にかかったのが、松島町にある藤田喬平ガラス美術館のこと。
その後、訪ねていき、被害はあったにせよ、閉館するほどではなかったと知ったときには、どんなにうれしかったことか。
その折りのことを思いだしたものですから。。。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

牧水に滴る酒滝 [まぶさび詩]

さびしさに、しみとおる、さけつきず   (牧水に滴る酒滝)

今日、9月17日は、若山牧水の命日だとか。
とりわけ好きな3首だけ、下に引きます。

幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく
白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ

タグ:若山牧水
nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。